売却損がでたら税金はどうなる?気になる確定申告


不動産を売却した際に当然、プラスになる事もあればマイナスになる事もあるでしょう。
プラスの際は、当然申告しなければ違法になってしまいます。
ですが、意外とマイナスの際はそのまま放置する方も多いようです。
ですが、この売却損(マイナス)もしっかり申告する事で節税対策に繋がるのです。
今回は、売却損が出た時の税金対策について確認していきましょう。

 

◆確定申告はしよう


皆さんもご存知の通り、確定申告は1月1日から12月31日までの一年間で取得した所得を合計したものを、税務署に確定申告に出しに行きます。
企業に勤めるサラリーマンであれば、会社が毎年行ってくれる為、特に必要はありません。
しかし、今回のように本業とは別に利益もしくは損が出た場合でも確定申告はしなければいけない事は覚えておきましょう。
ここで、もし確定申告をしなければ、どうなるのでしょうか?
確定申告をしない、もしくは忘れていた等のいかなる理由に対しても、税金を完納するまでに延滞税というものが掛かってきますので、忘れずにしっかり確定申告をする様にしましょう。

 

◆売却損がでたらどうする?


では、売却損が出た場合、確定申告はした方がいいのでしょうか?
正直、損の場合は税金が掛かる事はありませんので、法律上はしなくても問題はありません。
しかし、それは貴方にとってはそれこそ損となります。
ご自身で確定申告をしなければいけないので、面倒に感じるかもしれませんが、売却損の金額によっては今後3年間に渡り節税の恩恵を受けられる可能性もあるのです。
ではどのような恩恵を受けられるのでしょうか?確認してみましょう。

 

◆売却損がでた際の確定申告の恩恵とは?


売却損が出た際に、2種類の特例を状況に応じて受ける事が出来る様になっています。
1つは買い換えによる特例です。
売却した物件を5年以上保有しており、買い替えた不動産に10年以上のローンがあり、尚且つその不動産を取得した翌年の12月31日までに住むことが条件となっています。
この条件をクリアする事で、損失の繰越控除の特例を受ける事が出来るのです。
そして2つ目は売却した時だけの特例です。
内容は上記とほぼ同じで、その条件をクリアする事で特例を受ける事が出来るようになっています。
売却損を繰越できるのは、本当にありがたいです。
仮に500万円の本業の所得があったとして、600万円の売却損が出た場合、その年の所得は0円になりますし、更に残った100万円は次の年に繰り越す事もできるのです。
そうなると所得は減るので、必然的に毎年支払っている税金も安くなる、という事になります。
売却損だからと税金対策を怠ってしまうと、非常にもったいないです。
確定申告は、しっかりする事をオススメします。