賃貸契約~更新時のトラブルについて


賃貸契約は2年ごとに契約更新を行うケースが多いものです。契約内容の見直しを提案したいと考える大家さんもいらっしゃいますが、更新時の契約変更は、思わぬトラブルを生むことあります。更新時に起こりがちなトラブルについてお話しましょう。

■更新時にトラブルになりがちな事案


① 更新料そのものについてクレーム。
② 更新手数料を払いたくないと拒否された。
③ 家賃や管理料の値上げを拒否された。
更新期間を設けているのだから、更新時に話し合って、納得できる契約を結び直すのが良いのではと思っていらっしゃるオーナーさんは多いものです。
ところが、更新のタイミングで、契約内容について話し合いを持ちたいと思っても、更新料そのものにクレームをつけられ意見のすり合わせが行えなくなることがあります。
しかも、借り主保護の法律があり、追い出すことができないので、オーナーにとっては頭の痛い問題です。
更新の時に揉めると、「法定更新」といって、同じ契約内容のまま期間の定めのない契約に切り替わってしまいます。
契約の変更は双方の同意で成立すると言いますが、借り主に有利になってしまう可能性が高いですから、はじめの契約内容をよく吟味する必要があります。

■はじめの契約がとっても大事

・契約更新についての取り決め
・付帯設備などに関する取り決め
・保険の取り扱い
・賃料や敷金
・禁止事項
・原状回復についての取り決め  などなど…
はじめの契約が抜かりなくできていれば、更新トラブルが起こりそうになっても、はじめの契約で認めて入居したのなら、“契約に基づいて話を進めていますよ”というスタンスで、有利に話し合いを進められるでしょう。
はじめの契約の時に、あとから変更すれば良い…だなんて思っていたら、何一つ思い通りにならないばかりか、気まずい思いをしたまま、いつまでも出ていってもらえないなんていうことになりかねません。

■不動産業者の選び方がポイント


オーナーの大事な財産を守るためにも、賃貸契約の内容が契約更新のときのことまで見越して書かれた契約書になっていることが重要です。
更新料発生について初期契約に盛り込まれていれば、借り手からクレームが出ても、「はじめの契約時に承諾していることだ」として、強く出ることができます。
あとでトラブルになることが予想される事項について、先回りして契約に盛り込んでおき、トラブルがおこらないことが一番です。
仲介・契約業務がしっかりしていて、トラブルを避けられる契約書を作ってくれる不動産業者を選びたいですね。