浅草の小さな寺院・善照寺と田原町散歩


浅草は東京の観光名所の一つであり、浅草寺やほおずき市、隅田川の渡し船や花火大会のほか東京マラソンのコースとして有名であり、国内外からの観光客が絶えず訪問しています。しかし、浅草寺以外にもたくさんの寺院があります。

■善照寺

浅草に数多く点在する寺院の一つで、浄土真宗東本願寺派寺院の一つです。善照寺について説明すると、教如聖人直弟信堅により満照寺として開基されました。元禄7(1694)年に浅草・田原町へと移転し、満照寺7代目の足利了覚の弟・足利了順により中興回帰し、現在へと至ります。 寺院そのものは非常にシンプルな造りであり、見た目では近代的な印象が強く感じますが、交通至便は非常によく、最寄りである田原町駅から銀座線で一駅行くだけで浅草へと行く事が出来ます。因みに満照寺は善照寺に隣接しています。 ●善照寺のご案内 ◎住所:東京都台東区西浅草1丁目4番地15号 ◎お問い合わせ先:03-3844-4006(寺院事務所) ◎交通アクセス:東京地下鉄銀座線 田原町駅下車徒歩4分 ◎特徴:後述する清水浜臣公のお墓があります。

■唯一の文化財

さて、善照寺について説明しましたがこのお寺には文化財があります。それは、清水浜臣公[安永5(1776)年~文政7(1824)年]のお墓があり、東京都の文化財の一つとして指定されています。 清水は、江戸時代後期の医師でしたがもう一つの顔は国学者だったのです。庶民の治療をしつつも、平安時代の和歌や物語などの時代考証に力を注ぎました。江戸時代でさえ、平安時代についてはいったいどのような時代だったのかを知ることが少なかったため、限られた資料などを基に、多くの人々に平安時代の事について伝えた功績は大きかったのです。 なお、平安時代の時代考証をまとめた「源氏物語名寄図考」や「杉田日記」などを上梓したのは清水の実績があってのことでした。これらの著書が無かったら、現代を生きる私たちにでさえ、平安時代の交渉などを伝える手掛かりがさらに少なくなったといってもいいでしょう。

■善照寺最寄りの田原町駅周辺

田原町駅周辺には多くの寺院があります。古くは江戸時代にさかのぼりますが、当時、女性や子供は旅が出来ないもので、満照寺や東本願寺、西光寺などといった数多くの寺院が点在しこれらの寺院をめぐることにより、手っ取り早く寺院巡りをする事が出来たのです。 そういう意味でも、田原町はまさに寺院銀座であり浅草寺の近くであることから、多くの寺院が点在しています。地下鉄で浅草まで行くのもいいのですが、浅草寺までは周辺の寺院を巡りながら散歩できることが、田原町の魅力の一つですね。 不動産の売却、購入に関してお悩みの際には「日本不動産」までご一報ください。