賃貸の下水管損傷~修繕費は誰が持つ?


配管のつまり、下水管損傷の修繕が発生した時、責任はどちらにあるのでしょうか?住んでいる人が一切掃除をしていない、天ぷら油を流したなどの過失がある場合は相手の責任になりそうですが、下水管そのものの損傷となれば、オーナーの責任になりそうです。修繕費の責任についてお話しましょう。

■本当にすべてオーナー持ちで修繕するの?


マンションの修繕では、配管の点検を定期的に行い、傷んでいる場所があれば、メンテナンスをかけます。
築30年を越えて、配管設備そのものを交換する時期に起きた下水管の損傷は、費用をかけなければならないかもしれませんが、正しいメンテナンスを行っていたにも関わらず、下水管をつまらせた場合には、住民にも責任があるでしょう。
一部ネットなどで、『下水配管の損傷はオーナーが持つべきものだ』としていますが、全てオーナー持ちと言うのは当たり前なのでしょうか?
・点検、清掃から2年も経たずに詰まってしまった。
・天ぷら油を流してしまったことがある。
・髪の毛を流しっぱなし。掃除をしたことがない。
こんな使い方をされて、配管のつまりが起こったり、寿命が縮まったりした場合にもすべてオーナー持ちだなんて納得いかないのではないでしょうか?

■定期メンテナンスと管理会社選びがポイント


定期的に点検し、清掃、補修箇所メンテナンスを行っているのに起きた配管トラブルの場合、100%オーナー持ちとはいい切れません。
下水管のトラブルが起きた時に、オーナーとしての責任を果たしていることが証明されれば、入居者にも費用を持ってもらうことが可能です。
配管トラブルでは、水があふれて床や壁を傷めてしまう場合もありますし、住民が強い薬品を使ったり、棒で突いたりして配管を損傷させてしまう場合もあります。
住民の責任が認められれば、保険を使ってオーナー側の持ち出しを抑えられるかもしれません。
定期的にメンテナンスを行っていること、交渉力に優れた管理会社を選ぶことがポイントになってきます。

■管理会社の違いで対処が違う


下水の損傷など修繕費用の大きくなりがちなトラブルを事前に抑えられる管理を期待するなら、経験が豊富で管理のツボを押さえている管理会社を選ぶ必要があります。
契約と日頃の管理メンテナンスがしっかりしていると、何かあった時に、入居者さんに納得してもらえますから、トラブルになりにくいのです。
修繕関係では、『設備は大家の責任』と考えていて、自分の責任を認めてくれない入居者もいます。
そんなときこそ、頼りになる管理会社の存在は大きいですね。