相続財産の中に未登記物件があった場合


相続において遺産を選ぶ事はできません。現金もあれば不動産もあるでしょう。 しかしここで注意しておきたいのが不動産の物件です。 不動産を所有している故人が亡くなられた際に、その遺産の中に登記簿に載っていない未登記の物件がある場合があります。 この場合一体どのような対処をすればいいのでしょうか? 今回はこの相続と未登記物件についてお話していきましょう。

◆未登記物件とは?

その名の通り登記されていない物件の事になります。 法律によると、登記のない物件を所有した場合1ヵ月以内に登記しなければいけないとなっています。 ということは基本的には登記しておかなければいけない、というのが本当のところとなります。 しかし、世の中には様々な理由で登記されていない物件というのは、かなりの数があります。 例えば、新築で家を建てる場合ですと、大抵の方は銀行で融資を借りる受けると思われますが、この融資を借りる受ける際の条件の1つに抵当権等の担保権の登記があります。 ですから住宅ローンを組んだことにより登記も必然的に行われることになるのです。 しかし、ローンを組むことなく自己資金で新築を建てた場合、登記をしなくても購入取得・保有出来てしまいます。 数十年前のバブル期ではこのように現金で住宅を購入してしまう人も多かったとされています。 そのような流れから登記をしていない物件が多くあるのです。 では未登記物件があった場合は、どうすればいいのでしょうか?

◆未登記の物件を登記する場合の手順とは?

まずは相続人をはっきりと決めましょう。 複数人いる場合は誰がその物件を相続するのか相談します。 そして遺産分割協議書を作成した後に全員の署名捺印をし、印鑑証明を集めます。 その書類一式を元に法務局に申請する事で相続人名義において新たにその建物の登記記録が作られるのです。 この他にも建物を相続はするものの取り壊す場合は、市町村役場に家屋滅失届を提出しましょう。 また登記も取り壊しもしないような場合は、未登記家屋所有権移転届を出すようにしましょう。 これらは何故提出しなければいけないのかと言いますと、税金関係の問題が発生してくるからです。 放置していれば故人の名前のままで税金が来ますし、仮にその税金を放置してしまえば、最悪建物は競売などに掛けられてしまう恐れもあります。 とにかく何もしないというのが一番良くありません。 上記のように何かしら行動をしましょう。 登記については不動産屋さんや司法書士などの専門家に聞いてみるのがいいですね。 未登記の物件はしっかりと登記するようにしましょう!