相続税支払いを不動産売却で!知っておきたいこと


相続税の基礎控除は『3,000万円+600万円×法定相続人の数』です。都内に一戸建てを持っている方なら、相続税課税に当てはまる場合も多いのではないでしょうか?不動産を売却して、相続税の支払いにあてたい時に、知っておきたいことについてお話しましょう。

■評価額が8割減!相続税が掛からないケース


同居人や持ち家を持たない子どもが相続して、10ヶ月過ぎてから売却する場合には、不動産の評価額が『小規模住宅の特例』によって、評価額が2割になるケースがあります。
特例を使って非課税になる場合や、相続税を支払うだけの現金があるなら、3年10ヶ月までの間に売却して、『取得費加算の特例』を受けたほうが良いのか、税理士に相談して売却時期を検討しましょう。
その結果、不動産を売却して相続税を払うと決まった場合には、相続発生から10ヶ月以内に売却、決済して、相続税をおさめなければなりません。

■相続税の支払いは相続発生から10ヶ月以内


相続から不動産売却までの流れは…
① 相続人の確認・遺産分割協議
② 不動産の名義変更
③ 不動産仲介業者の選定・契約
④ 売却開始・売買契約・決済

①~④の手続きを10ヶ月以内に終わらせて、決済したお金で、相続税を支払います。
10ヶ月と聞いて余裕があると感じるでしょうか?
実際には、なくなった方の戸籍をすべて調べるだけで何ヶ月か掛かってしまうケース、遺産分割協議がもめて①の段階から先に進むまで難航する場合があります。
それだけに、高値でスムーズな売却と決済ができる不動産業者を選び、トラブルの起こらない契約を結ぶことが、期日に間に合わせるポイントとなります。

■売却には所有者の登記変更が必要


遺産協議でもめることが予想される場合、弁護士に入ってもらい、いったん代表者の名義に書き換えることが必要になります。
とりあえず共同名義にして進めた場合、売買契約を結ぶ時に、共同名義になっている人全員の承認が必要になり、手続きが煩雑になります。
所有者変更の登記は速やかに行いましょう。
登記の際に必要になる登録免許税は、固定資産税評価額の0.4%です。
固定資産税評価額5,000万円の不動産なら、20万円の登録免許税が必要です。

■不動産売却で相続税を払うメリット


・手元の現金を減らさずに相続税が払える。
・不動産の現金化で相続税の支払い、遺産分割がスムーズになる。
・売却価格から相続税額を差し引けるので譲渡税が軽減される。
不動産売却で相続税を支払うことに決めたら、不動産をより高価でスピーディーに売却してくれる不動産屋選びがポイントになります。
買い取り対応している不動産も視野にいれておくと良いでしょう。