不動産売却 ~手付金仕訳の How to ~


今回は、不動産売却の手付金の仕訳について説明していきましょう。その前に、仕訳とはどういう意味でしょうか?簿記上の取引を、借方と貸方に分けて仕訳帳に分類することです。これをもとに、手付金の仕訳について見ていきましょう。

■手付金とは何か?

不動産の売却の際に、一般的に買主から売主に支払われるのが手付金です。この手付金は、後々売買代金に当てられ、売買代金の5%~20%程支払うのが一般的ですが、そのほかにも、以下の3つの手付金があります。見ていきましょう。 ◎証約手付 契約の締結を証明することを目的として授受される手付 ◎違約手付 当事者に契約違反(=違約)があった場合に、損害賠償とは別に違約の罰として没収することができる手付 ◎解約手付 契約当事者の相手方が、契約の履行に着手するまでは、解約できるとする手付です。売主側、買主側、どちらが解約を申し出るかによって、金額が異なってきます。 【売主から解除する場合】 買主が履行に着手するまでは、すでに受け取った手付金の倍額を買主に返すことにより解除できる。 【買主から解除する場合】 買主はすでに支払った手付金を放棄して(返還を求めずに)契約解除できる。

■会計処理&仕訳 How to

手付金、内金などの仕訳は、買主側と売主側で異なってきます。まず、買主側の話をします。買主は、不動産の売買額の一部を手付金として支払っているので、その支払額を、前払金という資産勘定を使って、記帳する形になります。 次に売主側の話をしますと、買主側から売買代金の一部として手付金を受け取っているので、受け取り額を前受け金という負債勘定を使って記帳していくことになります。このように、買主側と売主側で記帳の仕方が違うことを理解しておきましょう。ここで、前払金、前受金の仕訳を実際に見ていきましょう。 ◎前払金の仕訳 【15万円分の商品を仕入れる前に前払金を支払った場合の仕訳】 1:仕入代金15万円を現金で支払った場合、帳簿の貸方に「現金15万円」と記入 2:15万円分の商品を仕入れる前の前払い金の場合、帳簿の借方に「前払金15万円」と記入 【前払金を支払った15万円分の商品が納めた場合の仕訳】 1:売上代金15万円を前払い金で支払い済の場合、帳簿の貸方に「前払金15万円」と記入(この場合は、「現金」という勘定科目ではなく、実際は既に支払済ということを表す「前払金」という勘定科目を使います) 2:15万円分の商品を仕入れた場合、帳簿の借方に「仕入15万円」と記入 ◎前受金の仕訳 【20万円の商品を納品する前に、前受金を受け取った場合の仕訳】 1:売上代金、20万円を現金で受け取った場合、帳簿の借方に「現金20万円」と記入 2:商品を20万円販売する前の前受金の場合、帳簿の貸方に「前受金20万円」と記入 【前受金を受け取った20万円の商品を納めた場合の仕訳】 1:売上代金、20万円を前受金で受取済の場合、帳簿の借方に「前受金20万円」と記入(この場合は、「現金」という勘定科目ではなく、実際はすでに受取済ということを表す「前受金」という勘定科目を使います) 2:20万円の商品を納品した場合、帳簿の貸方に「売上20万円」と記入

■まとめ

不動産売却の手付金の仕訳の方法について見ていきました。ここでは、買主側と売主側とで、仕訳の方法が違うということを覚えておきましょう。 不動産の売却、購入に関してお悩みの際には「日本不動産」までお気軽にご相談ください。