浅草鷲神社を散策する



浅草北部の神社の一つが、今回紹介する鷲神社です。鷲神社のことを書きたいのですが、その周辺を散策するのもおつなものです。浅草北部の印象はコアな層以外には、あまり知られていないのが現状です。散策を通じてもう一つの浅草の魅力を、感じ取っていただければ幸いです。

■まずは御本社から ~鷲神社~

最初はやはり、鷲神社を紹介しなければ話になりません。この神社は毎年11月に開催される酉の市が有名です。その酉の日の午前0時、境内には一番太鼓が打ち響きます。これから酉の日が始まりますよ、という号令であり、お祭りが開催されていきます。 酉の日は年によって2回開催される年もあれば、3回開催される年もあるのが特徴です。商売繁盛や開運などをお祈りして、この一年間多幸あることを願う意味で、大勢の人がこの神社へお参りするほどです。 また、浅草の七福神参りや下町八福神参りにも設定され、はとバスがツアーを組むなど国内外問わず、大勢の人がこの神社を訪れていきます。前者は商売繁盛のご利益があり、後者は寿老人が祀られています。また、境内には樋口一葉の碑があるのも特徴です。それ以外に初詣や節分など様々な祭事が設定されています。 【詳細情報】 ◎住所 ・〒111-0031 東京都台東区千束3丁目18番地7号 ◎お問合せ先 ・03-3876-0010 ◎交通アクセス ・東京地下鉄日比谷線 入谷駅下車徒歩14分

■名作の舞台 ~一葉記念館~

鷲神社を後にして、次に向かうのは一葉記念館です。樋口の名作「たけくらべ」の舞台となった竜泉に記念館を開館したのは昭和36(1961)年のことでした。その後は館の老朽化が進む一方、日本銀行により樋口が新五千円札の肖像画として起用されたことから平成18(2006)年にリニューアルオープンしました。 また、記念館の前の通りは歩行者専用道路として生まれ変わり、記念公園までも整備されるだけでなく、たけくらべ記念碑とも目と鼻の先にあるので樋口一葉が伝えた「思い」を感じることができます。 【詳細情報】 ◎住所 ・〒110-0012 東京都台東区竜泉3丁目18番地4号 ◎お問合せ先 ・03-3873-0004(FAX:03-3873-5942) ◎営業時間 ・9:00~16:30 ◎休業日 ・毎週月曜日(ただし月曜日が休日の場合は翌日火曜日) ◎入館料 ・大人300円 ・子供100円 ◎交通アクセス ・東京地下鉄日比谷線 三ノ輪駅下車徒歩分 ・東京都交通局都電荒川線 三ノ輪橋駅下車徒歩分 ◎備考 ・毎週土曜日→台東区在住の小中学生(引率者含む)が無料

■映画にもなった ~吉原エリア~

次に紹介するのは、浅草のもう一つの顔を象徴する吉原エリアです。今は大人の娯楽街として栄えていますが、かつては遊郭地域として一世を風靡していました。江戸時代は武士だけでなく町人も利用することができましたので、江戸っ子男子の娯楽といっても過言ではありませんでした。 しかし、大政奉還により江戸が東京へと名前が変わり、明治44(1911)年にはこの地域で大規模な火災がありました。これがのちに映画として注目されることになった吉原炎上です。 焼失エリアは吉原を出火元に、浅草エリア北部や南千住にまで広がり、現在のJR貨物隅田川駅までも延焼したほどの規模であり、多くの住宅などが焼失しました。後年は大地震や空襲などで焼失しましたが、その後復興しています。しかし、マンションや商業地などが比較的多いエリアとなりました。 吉原を象徴する意味で紹介するとしたら、吉原大門の跡です。この門はかつて、浮世を離れた吉原の世界と外の世界との、結界のような役割を果たしていました。 余談ですが、この交差点を三ノ輪寄りに少し歩くと、昭和を代表する漫画あしたのジョー像があります。

■吉原にも神社はあるぞ! ~吉原神社~

吉原大門を起点に五十間道~仲之町通りを歩いていると、吉原神社へとたどり着きます。倉稲魂命と市杵嶋姫命のそれぞれを祭られており、前者は商売繁盛や家内安全の神様として、後者は開運のほか、芸能の上達など神様をそれぞれ祀っています。お稲荷さんと弁天様として親しまれています。 歴史をひも解くならば、元和3(1617)年に江戸幕府(当時の将軍は徳川家光)から許可を得て、遊女屋を日本橋人形町に集約したことが始まりでした。その後、明暦3(1657)年に今の浅草・吉原へと移転し、神社は5か所存在しました。 明治5(1872)年には5か所の神社を吉原神社として統一し、震災や空襲を伴う焼失を経て、昭和43(1968)年に現在の場所へと移転しました。なお、祭礼は毎年5月の第3金曜日から日曜日の3日間です。 【詳細情報】 ◎住所 ・〒111-0031 東京都台東区千束3丁目20番地2号 ◎お問合せ先 ・03-3872-5966 ◎交通アクセス ・東京地下鉄日比谷線 入谷駅下車徒歩17分 ◎備考 ・千束健康福祉センターが近くにあります

■まとめ

今回は鷲神社とその周辺を散策してみましたが、吉原は風俗街でありながらも過去には大規模な火災があったことや、いろは街商店街の入り口の近くにはあしたのジョー像が飾られているほか、女流作家の樋口一葉の功績をたどることができます。晴れた日には散策するのもよいでしょう。 東京都浅草近辺で不動産の売買や物件探しをお考えの方は、株式会社日本不動産へ御相談下さい。お客様の立場に立って、お取引の成立までサポートさせていただきます。