浅草酉の市について



浅草の祭りの一つとして挙げられるのが「酉の市」で、2019年は11月8日と20日の二日間です。初めて「酉の市」へお出かけしてみたい方でも、事前学習的要素で「酉の市」を理解していただければより楽しく散策することができるでしょう。

酉の市って何?という方へ・・・

まだ「酉の市」へ行ったことがない方にとって、「酉の市って何をするの?」と疑問符を抱く人もいることでしょうが、「酉の市」は長い歴史を誇る浅草の祭りの一つであり、風物詩といってもよいでしょう。

発端

そもそも、この「酉の市」といえば寛永7(1630)年へさかのぼります。その時は江戸と呼ばれていましたので、徳川幕府が天下統一していたころの話です。この年、浅草に開山した長國寺では千葉の茂原、大本山で鷲山寺の鎮守である鷲大明神の出開帳が行われるようになったのが事の始まりでした。 明和8(1771)年にはこの長國寺の13代目である日現上人により、鷲大明神は茂原・鷲山寺から浅草の長國寺へとお引越しすることになり、鷲は鳥ですので「おとりさま」と呼ばれるようになり、毎年11月の「酉の日」における御開帳日で開催される市もさらににぎやかになりました。

由来

十二支基準における毎年11月の酉の日、この日は祭日として扱われます。長國寺(酉の寺)や各地の酉神社及び大鷲神社で開催される祭りで、主に商売繁盛や開運招福といった商用や家族のご利益そのものがメインとした祭りです。 鷲大明神収穫祭もその一つで、台東区の隣にある足立区の花又地区にある大鷲神社で開かれた収穫祭が発端です。当初は、鷲大明神に感謝を込めて農民がやった収穫祭が本来の目的でした。鶏は鷲大明神に奉納され、その後は浅草の浅草寺へと移した後観音堂前で放したことが収穫祭の始まりでした。 祭りはのちに浅草へと移り、今のようなスタイルが確立されていったわけです。

熊手

浅草「酉の市」の名物であり主人公といえば、熊手ですね。どうして熊手がメインとなったのかについてお話ししましょう。

どうして、熊手なの?

この「酉の市」の魅力は、様々な熊手が市を盛り上げてくれることでしょう。大判小判やおかめの面は今も昔も大変な縁起ものですので、商売繁盛などを目的に承認を中心に購入していきました。それは今でも、お店や会社を経営している人たちを中心に購入される方が後を絶ちません。 装飾が多ければ多いほど、その熊手は高価格になっていきます。最初の投資をしていくことによって、このご利益が後々に恵まれるという意味では一つの憧れでもありますし、一種のステータスを意味しています。

熊手の由来について

この祭りの魅力の一つである熊手の由来はというと、ツキノワグマやヒグマなどの手をモチーフとしたものではありません。皆さん、まずは大鷲をイメージしてみてください。その大鷲が獲物をしっかりと捕らえるのは、強靭な脚と爪が大きな仕事を果たしてくれます。 獲物をわしづかみしながら大空へと羽ばたいていく勇姿は、獲物=福に置き換えるのならば末永きご利益という大空へ飛ぶためには、福をしっかりと鷲掴みしながら飛び立つことが、熊手の由来とされています。 その他、戦国時代の武将が敵地へ乗り込む前に神社で扇を奉納し、その後戦勝記念として扇が骨組みだけとなったことや、葛西花又村の収穫祭が由来となったことなど、熊手が「酉の市」と関係しているという話が見えてくることでしょう。

何種類くらいあるの?

熊手の由来までの話をしてきたわけですが、実際に何種類あるのかについてここで紹介していきましょう。熊手は縁起ものですので、多種多様な種類が存在します。 ・七福神や大判小判など→赤物熊手(主に宝船など) ・緑の松を中心に、松竹梅や鶴亀、おかめなどの装飾物を飾る→青物熊手 ・熊手というよりは、竹のざるに入れたおかめなどの装飾物を飾る→みの熊手 ・注連縄とおかめのお面→黒爪(鬼熊)熊手 ・扇の中心に、おかめのお面を装飾したもの→桧扇熊手 ・七福神+宝船→宝船七福神熊手 以上、6種類の熊手が用意されているわけです。

購入したい場合は?

熊手の値段は千差万別ですが、いきなり5万円台の熊手を買って見栄を張るのはいかがなものでしょうか。どの商売でも予算は必要ですので、自分の身の丈にあった予算で無理のない熊手の購入へと進みましょう。 熊手屋さんを吟味したら、自分にとって「これ、いいね」と気に入ったお店で熊手商との値段交渉バトルをスタートしましょう。要は関西地区ならばご存知の方がいるであろう「値切り」に近いものです。 購入後は店の真ん中に掲げながら威勢のいい手締めできれいに締めた後、持ち帰りましょう。でも、来年は買ったお店へ前の年に購入した熊手は返しましょう。その熊手は酉の寺・長國寺にて丁寧かつ感謝を込めて洗浄してくれるでしょう。

まとめ

以上、「酉の市」について説明してまいりましたが、由緒ある祭りであり浅草の季節の風物詩であることと、商売繁盛や家内安全を意味している、重要な祭りの一つですね。 不動産の売却、購入に関してお悩みの際には【株式会社日本不動産】までご一報ください。