家賃収入がある場合に必要な4つの台帳



個人事業主や副業で家賃収入のあるサラリーマンも、確定申告の為には帳簿の記帳が義務付けられています。今回は、家賃収入がある場合に必要な、4つの台帳について説明していきましょう。

■確定申告と帳簿の種類

確定申告には、白色申告と青色申告がありますが、青色申告の申請をしていない場合は、白色申告となってしまいます。個人事業者やサラリーマンの副業でも、税金の控除や経費の面で利点がある「青色申告」を、行う事が一般的になっています。 「青色申告」では事業規模に応じて、10万円の控除や65万円の特別控除になります。家賃収入においての事業規模とは、「5棟10室の基準」に満たなければ、サラリーマンでも利用可能な青色申告の10万円の控除を利用する事ができます。 「5棟10室の基準」満たすと事業規模の扱いとなり、65万円の特別控除を受ける事ができますが、「複式簿記」の提出が必須となります。10万円の青色申告の場合には、「簡易簿記」となっています。 ◎簡易簿記とは 青色申告の10万円控除を受ける場合には、「簡易簿記」の記帳が必要になります。「現金主義・簡易簿記」では、現金による帳簿によって1冊の帳簿の記帳で済みますが、前々年度の事業所得の金額及び不動産所得の金額が300万円未満の条件となっています。 簡易簿記は、1つの勘定科目を使って記帳する方法で、「目的」によって、いつ、何の目的で、いくらの金額があったかを記帳するシンプルな方法です。家賃や礼金、敷金、更新料、共益費、その他の収入に分けて記帳します。 【例】 「4月1日」「家賃代金」「40,000円」「現金」「40,000円」  ◎複式簿記とは 複式簿記は2つ以上の勘定項目を使用して、「目的」と「手段」を記帳します。勘定科目を借方と貸方に分ける「仕訳」によって、記帳をする方法になっています。簿記による知識がないと、確定申告に必要な様式を満たす事が難しいでしょう。

■簡易簿記に必要となる台帳は4つ

1-収入帳簿 家賃や、更新料などの記帳を行います。 2-経費帳簿 賃貸管理に必要な、修繕費用や、管理における必要経費の記帳を行ないます。 3-現金出納帳 消耗品や雑費となる費用の記帳を行います。 「日付」「適用」「入金」「出勤」「残高」を記帳します。繰越金額10万円として 「例」「4月1日」「パソコン1台」(入金)「-」(出金)「80,000円」(残高)「20,000円」 4-固定資産台帳 建物や構築物などの減価償却資産を、耐用年数によって管理する内容を記帳します。一度に経費にしてしまうと正確な額で、損益を計算する事が難しいので、固定資産台帳で記帳する事で、毎年の変化を把握して、少しずつ経費にしていきます。 減価償却の経緯を記帳する為に、償却額や未償却額などを記帳します。固定資産台帳のフォーマットは特に決まっていませんので、固定資産台帳は会社によって記入例は異なります。 「資産名」「耐用年数」「区分」「償却率」「取得年月日」「数量」「償却方法」を記載します。次に年月日ごとに「適用内容」「取得価額」「減価償却額」「帳簿価額」などの記載を行います。 ※場合によっては、買掛帳簿や売掛帳簿の記帳も必要です。

■まとめ

家賃収入がある場合に必要な4つの台帳の紹介をしましたが、簡易簿記や複式簿記も簿記の経験がなくても、会計ソフトを利用する事で記帳の管理が楽になり、複数の帳簿の記帳を自動で行うようになっています。 青色申告の必要性は節税にもつながりますので、簿記や計算が難しい方には会計ソフトの利用や税理士の指導が必要となります。 不動産の売却、購入に関してお悩みの際には【株式会社日本不動産】までご一報願います。