相続でもめる原因と対策



遺産相続のトラブルは、自身とは関係がないと誰しも思ってしまいがちです。しかし意外にも、その要因は「財産の額とは関係がない」というデータに基づく事実があります。この記事では、相続でもめる主な原因とその対策について解説いたします。

額に関係なく、もめる原因は存在する

平成27年における最高裁判所の調査によると、「遺産分割調停事件」において、全体の実に75%以上が、相続する財産の額にして、5000万円以下の案件であることがわかっています。 つまり相続のもめ事とは、テレビドラマに登場するような富裕層だけの問題ではなく、ごく一般的な家庭でも頻繁に発生しているのです。

相続でもめる原因

以下に、相続でもめる主な原因を、3点取り上げて説明いたします。

①家族内の不信感

原因の中でも大きなものは、遺産を継承する家族内の不信感であると言うことができます。特に財産の内容が不透明である場合が、もっとも大きなリスクとなりえます。次のようなケースに当てはまる場合は注意が必要です。 ・「目録」が存在せず、財産の内容を把握していない ・「隠し財産」の疑いがある ・「遺言」の内容が偏っている

②生前贈与が行われている

生前贈与とは、親の生前に家族に対して財産を贈与することです。 生前贈与には、それ自体も遺産に含めることによって、不公平が起こらないようにできるというメリットがあります。しかし一方で、どこまでが贈与に当たるのか、その評価が難しいというデメリットもあります。 特に不動産を生前贈与した場合、その評価額が問題になるケースがあります。

③不動産が財産の多くを占めている

財産の多くが不動産で占められている場合も、もめる原因の一つになります。現金や預貯金であれば、相続する家族の頭数に応じて分割ができ、比較的遺産を分けやすくなっています。 しかし、不動産は共有名義にすると、後になってからトラブルの元になりますし、一方で誰か一人の名義にしても、やはり他の家族との間で不都合が生じやすくなります。

相続でもめないための対策

これまで相続でもめる主な原因を3つ見てきました。いずれも共通するのは、相続する家族間の不信感をあおってくるという点です。 これらの要因を避けるための対策として、親の生前から財産の内容やどのように分配するのかを、家族間でしっかりと協議しはっきりと決めておくことが重要です。争いを避ける為にきちんと遺言書の作成をしっかり作っておきましょう。 また兄弟同士の相続争いを防ぐ為に、生命保険の加入もお勧めです。相続する自宅以外に資産がないとトラブルが起きやすいですが、生命保険に入っている事で遺産資金を準備する事が出来ます。 議題に出しにくいテーマではありますが、何か起こってからもめるよりは、非常に合理的な手段である言うことができます。もめる原因を作ってしまわないためにも、しっかりとやっておくことが大切です。

まとめ

相続でもめる原因に共通するのは、人間の心のすき間を突いてくる内容だということです。財産の引継ぎを円滑に行うためにも、トラブルの元になるファクトをしっかりと確認しておき、冷静な気持ちで事に臨むことが重要です。 不動産の売却、購入に関してお悩みの際には【株式会社日本不動産】までご一報ください。